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深刻度別 「お金」の問題と解決策~Level5 資金繰りがかなり厳しい

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資金繰りがかなり厳しいときに経営者がすべきこと・してはいけないこと

会社の資金繰りが厳しいことに気付いたら、まずは原因を明らかにします。赤字を出している事業や、人件費や設備投資が過大になっていないでしょうか。売上げが上がらないのに仕入れによる支払いがかさんでいないでしょうか。原因が分からなければ、資金を確保しても再び同じ状況になってしまいます。無駄な経費、大きすぎる人件費は削減、事業縮小も検討に値します。

一方で融通手形を振り出したり、商工ローンなど金融機関以外からの借り入れは信用を下げてしまうので避けなければなりません。また税金を滞納しないように注意する必要があります。

資金が底をつきそう

どんな企業でも資金調達できなければ運営は続きません。資金繰りが厳しいことに気づいた場合、経営者は状況分析と対応策の意思決定を迅速に進めます。事業ポートフォリオの見直しを含む抜本的な改革が求められることもあります。非採算部門から撤退すれば、長期的な資金を確保できます。

自力での回復が見込めない場合は、法的整理も検討対象になりますが、経営者として避けたいと考えるのは当然のこと。資金繰りが苦しい場合はまず銀行に追加融資や返済繰り延べの相談をします。社員や株主などとのコミュニケーションも重要です。

会社の資金繰りが厳しい
運転資金調達のために
経営者がすべきこととは?

倒産だけは回避したい

倒産が現実のものとなった場合は、まず経営状況を冷静に分析、取り組むべき課題を明らかにします。一定の利益が確保できる事業があったり、抜本的な改革ができたりすれば事業継続が見込めます。現金資産を確保できるかもポイント。経営者は本来、早い段階から経営状況を細かく把握すべきです。「ジリ貧」になっている事業があれば大幅な事業の再編成も必要です。

ただ、短期的な資金が不足する場合は、銀行と合意の上での私的整理も有効な選択肢になります。弁護士や経営コンサルタントなど専門家の助言を早めに受けることでスムーズに経営改善ができます。

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倒産回避のために経営者がすべきこと

資金調達が間に合わない

資金繰りが厳しい状況に直面する前に知っておくべき資金調達方法を詳しく解説しています。具体的には、日本政策金融公庫の「マル経融資(小規模事業者経営改善資金)」や、売掛債権を早期に資金化する「ファクタリング」、事業用クレジットカードの活用、不良在庫や遊休資産の売却など、多角的な資金調達手段を紹介しています。これらの方法を理解し活用することで、経営危機を未然に防ぐことが可能です。

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倒産回避のために経営者がすべきこと

売掛金が未回収となっている

売掛金が未回収の状態となると、会社に現金が入ってこないために経営に大きな影響を与える可能性があることに加えて、貸借対照表の悪化から銀行からの融資が厳しくなることがあり、 売掛金については十分な管理を行い、回収漏れ等がないように対策していくことが重要です。

しかし、取引先の経営悪化・倒産などによって未回収となるケースも考えられます。その場合には、ファクタリングサービスの利用や取引先に分割払いなどの交渉を行う方法が考えられます。

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