◆ケースA|売上減でも利益は黒字転換:赤字4.5億円→黒字1.6億円
- 業種:製造業/売上高:約33億円→25億円
- 課題:慢性的な赤字・資金繰りの悪化
- 施策:不採算事業の縮小、金融機関とのリスケ交渉支援
- 成果:売上減少にも関わらず、筋肉質な体制を整備し黒字化に成功
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売上が上がっているのに、なぜか利益が残らない――
そんな悩みを抱える中小企業経営者は少なくありません。原材料費や人件費の高騰、値引き競争、在庫過多…。不確実な時代において、「利益を確保できる企業体質」こそが、持続的な成長を支える基盤になります。
本コラムでは、企業の“収益構造”を見直すための基本的な考え方から、実践的な改善アプローチまでを解説します。最後には、会計と経営の両面から中小企業の課題を支援する本サイト監修企業株式会社KMSによる具体的なサポート方法もご紹介します。
まずは「利益率とは何か?」から確認していきましょう。
利益率とは、売上高に対する利益の割合を示す指標であり、企業の“収益性”や“経営効率”を評価するために欠かせないものです。売上の金額ばかりを追っても、実際に手元に残る利益が少なければ意味がありません。利益率は企業の「もうける力」を定量的に測る重要なものなのです。
主な利益率は以下の4つです。
| 利益率の種類 | 計算式 | 特徴 |
|---|---|---|
| 粗利益率 | (売上高-売上原価)÷ 売上高 × 100 | 商品やサービス自体の収益力を測る |
| 営業利益率 | 営業利益 ÷ 売上高 × 100 | 本業の効率性を表す |
| 経常利益率 | 経常利益 ÷ 売上高 × 100 | 本業+金融収支なども含めた総合的収益力 |
| 純利益率 | 純利益 ÷ 売上高 × 100 | 最終的な利益を示す、企業の健全性を測る指標 |
これらの利益率は単独で見るのではなく、複数を組み合わせて分析することで、どこに課題があるのか、どこにテコ入れすべきかが見えてきます。
利益率を改善するために、最初に取り組むべきは「見える化」です。多くの企業が、月次決算が遅れたり、勘に頼った経営判断を行ったりしていることで、収益悪化の兆候を見逃してしまいます。
そこで有効なのが、リアルタイムで業績を把握できる「管理会計」の導入です。たとえば〈株式会社KMS〉が提案する『秒速決算』は、経営数値を“誰でも見える・読める・動ける”状態にすることを目指した仕組みで、経理のスピード化と部門別の採算性の見える化を同時に実現できます。
特に中小企業では、代表や幹部が数値に明るくないことも多いため、直感的に使える仕組みづくりがカギとなります。管理会計の導入は、利益を伸ばす“出発点”です。
実行フェーズでは、「何を見て改善効果を測るか」を明確にすることが重要です。以下のような代表的KPIを設定し、月次などの頻度でチェックすることで、取り組みの進捗を可視化できます。
これらは会計ソフトやエクセル管理などでも簡易に計測可能です。「KPIを設定 → 現状値の把握 → 改善策の効果測定」というサイクルを回すことが、利益体質への近道です。
利益率向上において、まず注力すべきは「守り=コスト削減」です。無駄な支出を減らすだけで、同じ売上でも利益が増えるからです。以下に、代表的なコスト改善のポイントを紹介します。
人件費、家賃、水道光熱費などの固定費は、売上の増減にかかわらず支出されるため、企業体質の硬直化を招きがちです。不要なオフィススペースの縮小や業務の外注化、IT導入による業務効率化などが有効です。
仕入れコストや物流費などは、発注量や交渉力によって大きく変動します。複数のサプライヤーから見積もりを取る、購買の集約化を進める、在庫回転率を上げるなど、日常の見直しが必要です。
粗利率を下げる最大の要因は、営業現場での“安易な値引き”です。顧客との価格交渉においては、「なぜこの価格なのか」を説明できる論理と価値を用意し、組織全体で統一した営業ルールを整備することが重要です。
コスト削減による「守り」の施策だけでなく、「攻め」の視点である売上アップによる利益率改善も重要です。売上を伸ばしつつ、利益率を同時に引き上げるためには、単なる売上拡大ではなく、“高付加価値商品の販売促進”や“リピート率向上”“客単価アップ”といった質的な売上戦略が欠かせません。
たとえば、
などが挙げられます。「どの売上が利益を押し上げているのか?」という視点で商品・サービス別に分析し、利益率が高いセグメントに経営資源を集中させることがカギとなります。
中小企業といっても、業種や従業員数、ビジネスモデルによって取りうる戦略は異なります。たとえば以下のような着眼点が有効です。
| 区分 | 着眼点(例) |
|---|---|
| 製造業 | 歩留まり改善、外注費の見直し、生産工程の平準化 |
| サービス業 | 稼働率の向上、シフト最適化、人時売上の増加 |
| 卸売業 | 在庫回転率の向上、仕入先との交渉力強化 |
| 小売業 | 客単価アップ、来店頻度向上、販促の効率化 |
また、従業員数が10名未満の小規模事業者は「代表者の経営スキルと意思決定スピード」がカギとなる一方、30名超の中堅企業は「情報の分散と経営数値の共有体制」が重要になるなど、組織規模ごとの重点ポイントも異なります。
利益率改善は、理論だけでなく“実行”がすべてです。ここでは、〈株式会社KMS〉の支援を通じて実際に利益体質を強化した中小企業の事例を簡潔にご紹介します。
これらに共通するのは、「数値の見える化」→「改善の打ち手」→「仕組み化」の流れをKMSが伴走支援していることです。
以下の項目にすべて自信を持って「YES」と言えますか?
1つでも「NO」があれば、改善の余地ありです。
3つ以上NOの場合は「見直しの好機」です。
利益率改善に必要なのは「正確な現状把握」と「打ち手の優先順位付け」、そして「実行」です。しかし、経営者一人でこれらを完璧にこなすのは現実的ではありません。むしろ、専門家と“並走”することで初めてスピーディかつ本質的な改善が実現します。
本サイト監修企業である株式会社KMS(代表:公認会計士/税理士・川崎 晴一郎)は、公認会計士・税理士の専門知見を活かしながら、中小企業の「守り」と「攻め」を両面から支援してくれる心強いパートナーです。
初回2時間のスポットコンサルでは、以下のような流れで現在会社が抱える経営課題の整理が可能です。
即実行可能な改善の糸口を掴みたい経営者の心強い相談役となってもらえます。