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社員のモチベーション管理する

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目次

会社は社員一人一人のチームワークで運営されている以上、社長一人だけ高いモチベーションをもって仕事をしても、会社全体の生産性は向上しません。会社全体の生産性を向上させるためには、社員一人一人の仕事へのモチベーションを上げる必要があります。

いかに高邁な精神論や抽象論を語っても、社員のモチベーションは上がりません。まずは個人面談等で社員たちの現状や悩みを正しく把握し、モチベーションアップに向けた適切な仕組み作りをすることが大事です。インセンティブや人事評価基準、フィードバック等の社内制度を整備し、社内全体に周知させましょう。

モチベーション管理が不十分な企業のリスク

モチベーション管理に失敗し、社内の一部や全体にモチベーション低下が見られた場合、何よりも最初に現れうるリスクが生産性の低下です。

モチベーションが低下した社員は、当然ながら「仕事をやりたくない」「少しでも楽をしたい」「やりたくもない仕事をやらされている」というネガティブな感覚に陥りますが、これらネガティブな感覚を持つ社員に高い生産性を期待することは困難です。

大企業であれば、一部社員のモチベーション低下が大勢に影響を与える可能性は低いと言えますが、中小企業の場合は一人一人の役割が大きいため、一部社員のモチベーション低下が社内全体に波及する恐れもあるでしょう。

モチベーション低下が社内全体に波及すれば社内の空気が悪化し、全体的な離職率が高まるリスクもあります。業界を問わず人材不足が深刻化する折、離職率の上昇は会社の存続をも脅かしかねません。

モチベーション管理ができていない経営者の現状

現実として、多くの中小企業経営者は日々の多忙な業務に追われています。実質的に休みなく働いている経営者も多いことでしょう。

働きすぎで余裕がなくなると、目の前の業務や帳簿ばかり意識が向き、社員のモチベーション管理に十分な時間を割けなくなることもしばしば。たまに会社経費で飲み会を開催する程度で、「社員のガス抜きはできた」「明日からモチベーションが上がるはずだ」などと考える中小企業経営者も多いのではないでしょうか。

もちろん社員のガス抜きは大事なことですが、その程度で社員全体のモチベーションが向上することはありません。社員一人一人の目標は明確に設定できているでしょうか?目標を達成した場合の人事評価制度を定め、社内に周知させているでしょうか?

日々の業務に邁進する経営者の姿勢は賞賛に値しますが、会社の繁栄は経営者一人の努力から生まれるものではなく、社員全体のチームワークから生まれるもの。社員のモチベーション管理ができていない経営者は、改めてご自身の役割を俯瞰してみるべきでしょう。

モチベーション管理ができていない経営者がすべきこと

モチベーション管理ができていない経営者がすべき最初の行動は、社員一人一人の現状を把握することです。毎日、人数を決めて個人面談を行うなどし、現状把握に努めてください。

社員100名程度の中小企業であれば、経営者一人でも全社員の現状を十分に把握できます。社員の現状を把握すれば、モチベーションが低下している理由は自ずと浮き彫りになるでしょう。

モチベーション低下の理由が分かったら、次に適切なフィードバック体制や評価制度を整備します。評価制度の整備は経営者の直感で行うのではなく、専門家から見た客観的なアドバイスを受けるようおすすめします。

構築したフィードバック体制や評価制度は、社員一人一人に周知させなければなりません。会社は自分の働きをよく見ていること、目標に向かって努力すれば報われることを社員に浸透させることで、少しずつ社員のモチベーションが向上していきます。

まずは社員の現状把握とコミュニケーション強化を

社員一人一人の現状把握をするためには、今まで以上に社員とコミュニケーションを図ることが重要になります。

先に「毎日、人数を決めて個人面談を行う」と説明しましたが、社員の現状は時に応じて変化していくため、もし個人面談を行うならば、一度だけではなく定期的に行うようにしてください。あわせて、個人面談とは別途で細やかなフィードバックも行うようにすれば、「いつも会社は自分を見てくれている」という気持ちが社員に生まれます。

また、会社全体や部署全体での目標を共有し、チームとしての一体感を醸成することもモチベーションの向上に役立ちます。定期的に部署ミーティングや全社ミーティングを開催し、チーム全体としての目標を具体的かつ明確に伝えます。

将来のモチベーション向上計画を考える

会社の永続的な発展を目指すためには、一時的なモチベーション管理ではなく、継続的なモチベーション管理が必要です。経営者は5年後、10年後という長期的視野に立ち、持続するモチベーションアップの仕組み作りを計画しましょう。

そのための具体的な方策として、たとえばインセンティブ制度の導入があります。何をどの程度がんばった社員には、どのようなインセンティブが与えられるかを明確に社内制度化し、実際に制度を運用しましょう。また、キャリア開発の機会を提供することで、自己成長したい社員の意識を刺激することも有効です。

なお、一度運用をスタートしたモチベーション管理計画については、その後も継続的に見直しを図ることが大切です。定期的にモチベーション状況をモニタリングし、その時々に応じたモチベーション管理計画を検討しましょう。

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