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深刻度別 「お金」の問題と解決策~Level2 利益が増えない

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利益(率)を上げるために経営者がすべきこと

仕事は忙しいし、売上も上がっているのに、なぜか利益が出ない。経営者がその原因を把握するためには、まずは現状を正確に把握しなければなりません。利益率や原価率はどのくらいで、売掛金は回収できているのか。過大な在庫はかかえていないか。特に資金繰りの管理を徹底し、キャッシュフローが把握できなければ、思わぬ経営破綻を招きかねません。場合によっては事業全体を見直すため、外部コンサルタントの助言を受けることも検討すべきです。

業績が上がりも下がりもしない

儲かってはいるが、業績が上がることも下がることもない状態が長く続くことは、企業経営にとって決して良いことではありません。まずは売上高に着目し、業績が上がらない要因を探ります。「ゆでガエル理論」にも注意。売上高がゆっくりと下がっていく状態で、気付いたときには取り返しの付かないことになることがあります。まずは自社が置かれた状況を正確に分析して伸び悩みの原因を把握、新規顧客を増やすなどの取り組みが必要です。

売り上げの伸び悩みに対して
経営者がすべきこととは?

売上は伸びているが利益が上がらない

売上が伸びなければ企業の成長は見込めません。しかし、売上が伸びても原価率も上がり、利益が下がることがあります。利益より売上を重視する「売上至上主義」に陥った企業では、商品の質や顧客満足度などが犠牲になり、利益が後回しになって経営を危うくしかねません。企業が成長するために必要な利益を確保するためには、経営者が「利益を出す」ことを経営方針として打ち出し、利益が出る事業構造に変えなければなりません。

売上増加でも営業利益減少の要因とは
経営者がすべきこととは?

黒字倒産の危機!?

利益が出ているのに経営破綻してしまう「黒字倒産」は、売掛金の回収に時間がかかることや、過剰在庫などが上げられます。黒字倒産を回避するためには、経営者が資金繰りの管理を徹底しなければなりません。売掛金の回収期間を短く、仕入れ代金の支払いまでの期間を長くすれば、資金に余裕が生まれます。利益が上がらないまま大型の投資をしている場合には、資金繰りが悪化する前に事業計画の見直しをすべきでしょう。

原因は何?黒字倒産回避のために
経営者がすべきこととは?

原価率が向上する原因や対処法

モノやサービスの製造にかかるコストは「売上原価」と呼ばれており、売上に占める割合を「原価率」といいます。原価率を下げれば利益率が上がり、原価率が上がれば利益率が下がりますので、原価率をいかにコントロールするか、は非常に重要な要素です。

利益を残すために知っておきたい!
原価率が向上する原因や対処法